介護送迎 運転が怖い

2019年9月26日
デイサービス運転怖い

運転が下手だから・苦手だからではないですよ!

デイサービスの送迎で運転が怖い人
運転ができない人に言いたいことがあります。

間違った運転方法をしているからです。

間違った運転方法とは免許を取得するために自動車教習所で教わった運転方法をそのまま公道でも使っていることです。

免許を取得する運転と公道の運転は似て非なる運転である

公安委員会指定校の自動車教習所は「実技試験を免除」するために公安委員会が定めたルールに基づいてカリキュラム通りに教え・試験を行っているだけです。

自動車教習所を卒業すると、とても難しい運転免許試験場で実技試験が免除となるので試験場では学科試験に合格すれば運転免許証が交付されます。

免許を取得した後の公道の運転は接触したり、事故を起こさない、または自車以外の車や歩行者などに迷惑を掛けない運転方法が正解といえます。

免許を取得の試験に合格するための運転方法と実際の運転では大きく異なるということになります。

一切会うことなく運転を上手くさせた経験から

ちょっと常識外れですが、車の運転が苦手だという方を対象に2008年から10年以上に渡りクライアントと一切会うことなく、日本全国47都道府県および海外までのユーザー数千名に対して通信教育方式で運転を教えてきました。

通信教育だからお教えするのは講習会の映像とメールの文面のみです。

ペーパードライバー教習所みたいに助手席などに同乗して指導しなくても99%以上の確率で上手くなりました。

通信教育で指導していると、運転が苦手な人って笑っちゃうほど皆さん同じ運転方法で運転されています。

私は運転が苦手だ!

私は運転が下手だ!

皆さん運転が難しくなる運転してるから運転できないだけなのです!

じゃどのような運転方法だから?

運転が苦手な方の共通点

1.感覚で運転している

介護で使用する車両は小さい車だと軽自動車
大きい車だとトヨタのハイエースなどのワンボックスです。

デイサービス ハイエース ワンボックス

軽自動車とワンボックスカーでは車体の大きさが異なりますが、「見た目の大きさで大きい=難しい」と思い込んでいます。

実際は大きい車というのは内輪差があるので小回りは効きにくいのは確かですが、その分誤ったハンドル操作をしても車体の角度が変わりにくいので難しくないのです。

逆に軽自動車など全長が短いうえに内輪差が少ない車はハンドルを切るとスグに車体の角度が変わるのためハンドル操作がシビアで難しいという理由です。

ハンドル操作がシビアでも修正すれば運転しやすいと言ってしまえば終わりですが、それは感覚で運転している証拠なので毎回同じ車両に乗っていたら感覚的に運転できても違う車に乗った瞬間にハンドルの切れ角や視界が異なるため車を接触したりするのです。

どれほど車両が大きくなっても運転方法は全て同じでハンドルを回し始めるタイミングと回す速度が内輪差やハンドルの切れ角によって異なるだけです。

そう、運転が下手・苦手だと思っている方々は車の見た目の大きさで判断して運転しているから難しいと言えます。

2.シートポジションが異常なほど前

シートポジション

女性にとても多い傾向なのですが、シートポジションが前過ぎます!

酷い人はハンドルがお腹に付くほどシートポジションを前にして、シートの座高を最大限上げた状態で運転しているのを見かけます。

これは本当に・本当に車の運転を難しくさせているにシートポジションを前に・前にして運転しています。

シートポジションを前にするとナゼ運転が難しくなるのか?

シートポジションを前にする心理はこうです!

シートポジションを前にすると左前の前輪の位置が把握しやすくなると思い込んでいる。

実はシートポジションを前にし過ぎると車幅間隔を失ってしまいます。

適正なシートポジションは上記の図「 適正なシートポジションの見本 」のようにハンドルを持った時に肘が「あばら骨」に当たらないくらいにします。

適正なシートポジションにするとナゼ運転が簡単になるのか?

それはハンドルを回せる量も変化があるからです。
シートポジションが前過ぎるとハンドルを大きく回せることができず、「ちょこちょこ」しか回せません。

ハンドルを回せない=車体の角度が変わらない

その結果、車庫入れや狭い道などで車体の角度が変わらずに難しくなっています。

シートポジションを適正にするだけで驚くほど運転が楽になります。

運転理論を知ると運転が楽になる

弊社では介護事業所に特化した訪問で車を使わない運転指導を行っております。

指導時間はたったの1時間程度で車を使わずに施設の食堂にあるテレビを使って職員全員を一括指導します。

介護業界では求人してもなかなか集まらない採用が非常に厳しい業界ですから是非とも人材の育成及び採用に役立つ運転指導法をご検討ください。

もし職員の方が見て下さっていたら管理者の方に案内をしてみてください。