介護ドライバー講習の一例「バック駐車のポイント」 介護ドライバーが気を配りたいこと

運転時に気を配るポイント

・車椅子がしっかり固定されているか、シートベルトがきちんとされているかを発信前にチェックする
・加速度を感じさせないようなゆっくりと発進してから徐々に加速する
・道を曲がる際には「右に曲がりますよ」と事前に声掛けを行い、遠心力を感じさせないくらいのゆっくりとしたスピードで曲がる
・見通しの悪い交差点では特にスピードを落とし、出会い頭の事故に注意する
・ポンピングブレーキを適度に活用する（※あまり頻繁にやりすぎると車が揺れるので注意する）
・特に住宅街などの細い道では、ハンドルを切る位置やブレーキのタイミングに注意する
・敷地内：基本クリープで走行する
・停車する際には、前もって「停まりますよ」と言葉をかけて、ゆっくり停まる

運転以外に気を配りたいポイント

更に、介護ドライバーだからこそ気を配りたいポイントもご紹介します。

・利用者様の様子・体調が通常と異ならないかを意識的に確認する
・社内の温度が寒すぎたり暑すぎたりしないか確認する
・仲の悪い人同士が隣になることがないようにする
・降りる順番が考慮されているか気をつける

このように介護ドライバーは運転以外にも気を配るべきポイントが存在します。

介護ドライバー 講習.comでは、介護ドライバー講習のご依頼をお待ちしています。基本的にはセミナー形式ですが、実際に車両を使用しての講習もご希望であれば承ります。出張にかかる料金（交通費）は、講習料金とは別に請求させていただきますのでご了承ください。

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前提

バック駐車をする際の前提として、車の大きさを把握することに加え、以下の７つのポイントを意識することが大切です。

1.車体の左前
2.車体の右前
3.車体の左後
4.車体の右後
5.車体の真後ろ
6.左後輪の中心線
7.右後輪の中心線

バック駐車のポイント

バック駐車では、後輪の中心線を理解する必要があります。サイドミラーで中心線を確認しながら行えば、ぶつかることはありません。

良くない例

バック駐車の際に、次のようなやり方は望ましくありません。

・窓から顔を出してバックする
・助手席の後ろに手をかけてバックする

これらの方法で後方を目視すると、死角ができてしまうのです。

バック駐車の手順（左側に駐車する場合）

1．左側を50～70cm空けて幅寄せする
2．奥の障害物の角に運転席がさしかかるタイミングでハンドルを切り始める
※車種によって異なりますが微調整程度で問題有りません
※車庫に向かって45°くらいの角度が理想
3．最初に大きくハンドルを切り、据え切りしないように真っ直ぐに戻す
4．左のサイドミラーで後輪の中心が障害物の角を通過することを確認する
5．右のミラーで障害物に接触しないかを確認しながらバックする
6．左右のミラーを見ながら車体が平行になるようにバックする

出庫時も、後輪の中心線が障害物を超えたら擦ることはありません。